◇返却泣かせ

   

    ビデオ屋のお仕事で「返却」というのがあるんです。

    これはお客様からお返しいただいたビデオやCDを元にあった場所に戻す作業なんです。

    ビデオの場合、当店ではビデオテープが入っている内ケースを引き抜いて

    レジカウンターまで持ってきていただくという風になっているんです。

    ですから、その逆を行うということなんです。

    これは実に単純明快な作業であり、誰でも簡単に出来ると思うでしょう。

    だって、映画のタイトルは戻す外ケースにも書いてあるし、そこに戻すだけなんですから

    ところがどっこいなんです。(笑)

    マサが初めてビデオを持って棚に返しに行った時も

    高をくくっていたんですが、これが意外と難しいんです。

    始めは少なくていいからと言われても、『大丈夫』って言って大目に持っていっちゃったんです。

    ところが、外ケースがなかなか見つからないんです。

    仕事だからゆっくり時間をかけてというわけにはいかないわけで、

    それがプレッシャーになっているということもあると思うんですが。。。

    意外と目の前にあるのにもかかわらずわからないといったことがあるんです。(笑)

    嘘のような本当の話なんです。

    あとやってもらっちゃ困ることなんですけど、

    ビデオを借りようと思って内ケースを引き抜いたまではいいんですが

    他に観たいビデオを見つけて初めの方をやめる場合、

    ちゃんと、元の場所に入れてくれるといいんですが、

    まったく関係のない所に戻す人がいるんです。

    これは他のお客様の迷惑にもなるので絶対に止めて欲しいんです。

    どうしてかというと、間違って入っているのが分からないお客様が

    そのビデオを借りていってしまうからなんです。

    注意深い人ならタイトルを確認するので、違っていれば直ぐに分かるんですが。。。

    普通は、外ケースと同じ物が入っていると信じ込んでいますから、

    気がつかないのも無理はありません。

    困るのは家に持ち帰っていざ観始めてから、

    観たかったビデオと全く違うものだと分かることです。

    店側も最新の注意をしていますが、ここまでのチェックは

    なかなか出来ないのが現状なんです。

    返す場所がわからなくなったら、近くの店員に渡すだけで結構ですから

    ご協力をお願い致します。

    それにね。元の場所に戻す時も間違ったものが入っていると

    なかなか見つからないもんなんです。

    というのもビデオを戻す時、空ケースを目で見てチェックしていくので

    中にビデオが入っていると見過ごしてしまうわけなんです。

    これは裏話なんだけど。(笑)

                                                                                      

2003.05.25

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