◇変な法則(2)「待ちの法則」

   

    新しいタイトルがリリースされると、常連客ほど見るものが無くなってきているので、

    どうしてもそれを観たいわけです。

    ところが、新作の予約は一切受付をしていないので、マメに通って商品をゲットするしかないんです。

    常連のお客さまから、『それぐらい融通してよ。』ってよく言われるんですが、

    これを受けちゃうと少ない本数しか入っていない商品は、

    常連客以外の方は、いつまでたっても観ることができなくなってしまうんですね。

    これでは、まずいですよね。常連のお客様を大切にしておりますが、これはやり過ぎです。

    この辺は、説明すれば判ってもらえるので問題は、ないんです。

    だから、観たいビデオがあれば、そのビデオが返却されるのを店で待たないといけないわけ。

    どうしても観たい物があると別の物というわけには行かないので、返却棚のところで待っているんですね。

    マサは、かわいそうだから、待っているタイトルが戻ってきたら教えてあげるんだけど、

    これがなかなか戻ってこないんですね。

    まあ返却予定日なんですけど、借りている人が延滞する場合もあるので、

    必ず返却されるって保証はないんですが・・・

    でも、待つって限度ありますから、あきらめて帰っちゃうんです。

    そうすると、かなりの確率でお客様が帰って後、

    そう時間がたたずにその商品が返却されるケースが多いのです。

    あと、もう少し待てばよかったのになぁってなことなんです。

    これをマサは、「待ちの法則」と命名しております。

    でも、この法則での失敗談もあるんです。

    常連客なんで、待っている間に色々と話をするんですが、その時、この「待ちの法則」を話したら、

    『そんじゃ、もう少し、待ってみる』ということになり、

    ずるずる、ずるずると1時間を超えて待たしてしまったことがあります。

    待つことを決めたのは、お客さんなんだけど、やっぱり責任を感じちゃいますよね。

    ほんと、困ってしまいました。

    成り行き上、お客様も帰るに帰れなくなってしまったんですね。

    結局、希望の商品はその日返却されませんでした。

    『こんな日もあるさ。』と言ってお客様は帰っていきました。

    あと味が悪い一日でした。

    そうなんです。この「待ちの法則」は、裏を読んでもだめなんですね。

    不思議な法則でしょう。

    後日談ですが、そのお客さん、見たいビデオをその後すぐに観られたとのことでした。

    とりあえず、ほっと、胸をなでおろしました。

    今後、「この待ちの法則」は、やたらに話すのは止めようと思いました。

     

2001.05.21

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