◇決死の覚悟!?

   

    今から4年くらい前のことでしょうか。

    お客様から返却されたビデオを元の場所に返すという作業をしておりました。

    アダルトビデオを返却に行ったところ、アダルトビデオコーナーで

    1人の女の人が何やら真剣に商品を見ていたんです。

    先ず、アダルトコーナーには女の人は入ってきませんから

    おやおやって思ったんです。

    お昼ちょっと過ぎだったんで、男性客はいなかったんですが。。。

    女の人がいるなんて珍しいなと思いながら、傍をウロウロするのは悪いなと思い

    彼女の近くへの返却は取り止めレジに戻っていったんです。

    チラッと顔を盗み見たらちょっと童顔で可愛い子なんです。

    なんだか気になるでしょう。

    皆さん。マサだってすごく気なってしまいましたよ。(笑)

    暫くたったら、その女の人がレジにやってきたんです。

    こちらは、もうアダルトビデオを持ってくるのはわかっておりましたから、

    彼女がアダルトビデオを差し出しても驚きませんでした。

    ところがなんです。

    彼女は、メンバーズカードを出そうと財布の中を見ているんですが

    メンバーズカードが見つからないようなんです。

    しかも、さがす指が小刻みに揺れているんです。

    きっと、緊張して振るえていたのに違いありません。

    ビデオ屋さんに入ってアダルトコーナーへ入りアダルトビデオを物色するのは、

    うら若き乙女にとってかなり勇気がいることなんですね。

    ちょうど男性客がいないときを狙ったとはいえ、

    男性客がいつ入ってくるかわからないわけです。

    借りたいビデオをさがすのにも気がきではなかったと思います。

    そして、やっとの思いで、レジに商品を持ってきたら、

    今度は、メンバーズカードが見つからないという

    予期せぬ事態に直面したということなんです。

    震える手でさんざん財布の中をさがしたんですが、

    残念なことにメンバーズカードは見つかりませんでした。

    恥かしそうに『カード忘れました。』って彼女言うんです。

    こんな思いまでして借りられないなんて、可哀想だと思い、

    マサ、自分のカードで借りてあげることにしたんです。

    商品を必ず返すことを条件にね。

    彼女、お礼を言って帰って行きました。

    彼女が帰ってから、見ず知らずの人に自分のカードを使っちゃって大丈夫かなって、

    ちょっと、不安になりましたが、彼女の良心を信じることにしました。

    だって、マサ、彼女の連絡先を聞かなかったんです。

    彼女、嫌がると思って。。。

    もし、商品が返されなければ自分で弁償しようと腹に決めました。

    でもね。彼女、ちゃーんと返してくれましたよ。

    マサの知らないうちにだけどね。

                                                    

2002.05.10

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