◇カラスのカー介

   

    今日は休みだ、休日だということで、夜勤明けにもかかわらず、デジカメ片手にいざ出陣。

    本日のメインテーマは、「紅葉」。行きつけの公園にチャリを走らせました。

    でも、ちょっと遅すぎたかしら・・・

    桜の葉はかなり散ってしまい、見どころを過ぎてしまった感じでした。

    今年もやってしもうた。

    昨年も見どころを逃してしまい、今年こそはと思っていたのですが・・・ 残念!

    イチョウがかろうじて残っていて、まばゆいばかりの太陽の光を黄金色に反射していました。

    なんと美しいのだろう。

    思わずたたずんでしまいました。

    写真を数枚撮り、後は残された「紅葉」をもとめてチャリで移動。

    途中での出来事なのだが・・・

    私が、チャリを止め写真を撮っていると、どこからかカラスが一羽飛んできたと思ったら、

    チャリに止まるではありませんか。

    どうしたのかな?と思い観察をしていると、今度は、チャリを突付きだしたのです。

    どうも、光っているところが気になるらしく、スポークやネジ、カギを狙っているようでした。

    これは、カメラに収めるチャンスだと思い、そっと近づくと、

    一向にお構いなく、まだチャリを突付いているのです。

    随分、警戒心の薄いカラスだなあと逆に感心してしまいました。

    私は、しゃがみこんでシャッターを押しましたが、じっとしていることがなく、

    たえず動いているのでなかなかいいアングルで撮れません。

    そのうち、撮るのはやめ、遊んでみようと思い、落ちている小枝を摘んで、

    カラスの方に突き出したら、くちばしで引き抜いてしまいました。

    暫し、そんな遊びを繰り返していましたが、

    急に飛び立つと30メートルぐらい離れた木の上の方に止まってしまいました。

    私は、何故かその場所を離れがたかったので、日当たりのいい所へ少し移動して、座っていると。

    先ほどのカラスが、また、木の上から私のすぐ近くへ舞い降りたのです。

    ほんと、びっくりしてしまいました。

    なんて人懐っこいカラスなの?

    今度は、私が危害を加えないことがわかったのか、さらに積極的にアプローチしてくるのです。

    ウインドブレーカーの紐をつついたり、カメラのレンズに興味を示し、1回軽くつつかれてしまいました。

    危うくレンズに傷がつくところでした。

    なんだか愛着がわいてきたので、カー介と名づけてあげました。

    そうこうしているうちカー介は、大胆にも私の膝の上まで上がりこむ始末なのです。

    私は、調子に乗って、腕に止まらせようと腕を差し出すと、さすがに今度はちょっとためらい、動揺の顔つき。

    しかし、恐る恐る片足を出すとひょいと乗ったではありませんか。

    やった!という感じでした。

    ところが、袖口から出ている手が気になるらしく、カー介の奴がつつきだしたから、さあ大変!

    痛タタ・・・ くちばしが大きいからいたいのら。

    腕乗りは失敗の巻でした。

    腕から振り落とされたカー介に「噛んだら痛いよ」って話したら、今度はけげんそうな顔つき。

    わかるはずないんだけど・・・

    完全に私がカー介の興味の対象物となったようでした。 

    矛先を変えようと、また、小枝遊びを始めましたが、通行人が近づくと飛び立ってしまいました。

    もう充分楽しんだので、家路につくことにしました。

    カー介との他愛もない触れ合いでしたが、心なごむひと時を過ごすことができました。

    その時に撮ったカー介の写真

        

    

2000.11.28

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