◇カワセミ悲話

   

    これも「池を守る会」の会長さんから聞いた話なんですが、

    数年前、池に来るカワセミがツガイになり、1羽のヒナが巣立ったそうです。

    ある日、金網のテッペンにとまり、餌を狙っていたカワセミが、野良猫に襲われたとのことです。

    一瞬の出来事でどうすることもできなかったそうです。

    野良猫は、カワセミを咥えて逃げていったとのこと。

    『後を追いかけたので見失ってしまった。もし、追いかけなければ、死骸は持ち帰ることができたかも』

    と残念がっておりました。

    襲われたカワセミは、足が黒かったので巣立ったヒナではなかったかとのことです。

    カワセミの成鳥では足は赤いのです。

    だとしたら、とても残念なことをしたと思います。

    餌取りに夢中になっていた経験不足の若鳥は、野良猫が忍び寄ってきたことに気がつかなかったのでしょう。

    その後、金網の周りに生い茂っていた草を刈り、

    見晴らしを良くして野良猫が近づいてもわかるようにしたとのことです。

    街中で野鳥が生きるのにも、色々な障害があるものです。

     

2001.01.08

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