風鈴

 

秋の夜長に鳴き騒ぐ虫たち

窓越しに感じる秋の声

ああ なんと寂しいんだろう

 

ふと頭の中が空っぽになると

そこに秋の声がこだまする

そんな時 闇夜の中の透明さに

溶け込んでいく

 

その僅かの空白が

大切なような気がする

 

はっと我にかえった時

残るものは寂しさだけ

 

リーンリーン

秋風に吹かれた風鈴が寂しそうに響く

楽しかった夏の思い出が

私の心をかすめる

 

忘れよう

そして明日になったら外そう

寂しい音色を

来年まで

 

~中学・高校の頃の作品より

2003.09.27

 

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