試合直前

 

手に足に力がこもる

自然と体の筋肉が硬くなっていく

心臓の鼓動が頭を突き抜ける

体が小さく左右に揺れ動く

マヒしたように体の感覚が失われていく

運動をし終わったばかりの気だるさ

水を空けてしまったような頭

シーンと頭に響きわたる奇怪な音

何も考えない空白

だんだん足の力が抜けてくる

自分の体重が全くないような感じ

絶壁の前に立たされたような

孤独感、緊張感、恐怖心

わななく足

前より増して肩に力が入る

気になる手足の爪、時間の経過

心臓を誰かに握られたような苦しさ

吐く息の荒々しさ

周囲の目の冷たさ

そして鋭さ・・・

畳に思いっきり足を叩きつけた

 

~中学・高校の頃の作品より

2003.05.30

 

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